2023年9月25日
『漆作家 uruchiku/吉田真菜さん』

愛しの漆

uruchiku(うるちく)

「uruchiku」とは「漆の蓄積」を意味しています。

漆の美しさは表面のみに漆を塗るだけでなく約30~50という工程を重ねることで初めてあらわれます。

吉田真菜さんの作品「uruchiku」はそんな一つ一つの工程を丁寧に愛情をこめて作られています。

天然のつや、深い色、一生使えるほどの強度。たくさんある漆の魅力のなかからお気に入りをみつけてみてください。


広島から喜多方に修行後、お坊さんのお嫁さんに

広島出身の吉田真菜さんが大学で漆造形専攻後、福島県喜多方市にて丸物塗師・秋葉良栄氏に半年間師事。

喜多方市地域おこし協力隊として活動後、庄原市西城町のお坊さんと結婚。お寺のお嫁さんに。
お寺のしきたりなど初めての体験を日々奮闘しながら楽しむ毎日です。

一生モノの漆

なんとなく漆は扱いが難しいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、少しのことに気をつけることで、一生モノとして使い続けることができます。

すでに漆をお持ちの方も、これから漆にトライする方も、「uruchiku」を通じてもっと漆を知り愛しく思うきっかけとなれば幸いです。

愛しい小物たち

漆を使った箸やアクセサリーも「uruchiku」で制作しています。
小物から漆にトライして漆の良さを知っていただきたいです。

ワークショップ

ワークショップを時々開催しています。
「漆と金箔で箔押し体験」ではオリジナルの漆器づくり体験をしていただきました。
豆皿にマスキングテープを張って模様を作るので、絵をかくのが苦手な方でも素敵な作品になりました。
漆ってどういうもの?金箔ってどんな感じ?
日常で触れられない工芸の世界の体験をお楽しみいただきたいです。